日本文化とはどこにあるものなのか

日本文化は、日本のどこにある

言葉では簡単に日本文化とくくりますが、例えば北海道と九州の人は違う地域文化で育ち、冠婚葬祭や食文化・教育に至るまで
異なる生活をしています。また方言など言葉の違いから生まれる文化差異もあります。

南北に長い日本列島には土地土地に異なった環境があります。また地方によって神社での祭祀・お神楽などに「その土地だけの特色」があることも見逃せません。昔話や言い伝えが郷土芸能や能・狂言の演目に使われていることからも、日本文化は決して中央集権的なものではなく、人の住む土地に応じて根付いて発展してきたということが分かります。

和文化や伝統芸能のことを語るときにはどうしても歴史があることがフォーカスされ、ありがたがられてしまいますが、文化とは今この瞬間も育っているものです。必ずしも古いことだけを基準にして日本文化か否かを分けていくことはナンセンスでしょう。

あなたのそばの日本文化

残念ながら昨今では日本文化というと「敷居が高い」「特別なもの」「知識が必要」というイメージを持たれがちです。
しかし、日本文化とはもっと現代の私たちの生活に根差したものではないでしょうか。毎日使うお茶碗。 日常使いの手ぬぐい。リビングにある座布団や抹茶味の飴まで、私たちは当たり前のように「日本文化」に触れて生活をしています。

日本文化は決して特別なものではありません。特に敷居が高そうに見える能楽などの伝統芸能も、もとは神社で神に捧げるために生まれたもの。そして日本の神は五穀豊穣という民の生活の祈りを聞き届けてくださる存在ですから、日本文化はもともと「生活と共にある」ものだったはずです。

例えば、初詣や節分。夏祭りや浴衣。お盆にご先祖に手を合わせる風習や新米・新酒をありがたくいただく季節の食卓…これらは今でも私たちの生活の中にあり、例え何かの災害・事件で日本中の古い建築物が無くなってしまったとしても、日本人が「生活をしている限り」日本文化の火は消えないのです。

身近な文化を大切にしよう

冒頭の例で言うと、住む地域が違えば生活の中にある文化が違うのは当たり前のことです。
なぜなら文化とはその土地の「気候」「環境」「戦乱などの歴史」によって柔軟に形を変え発展するものだからです。

そして長い間残ってきたということにも必ず理由はあります。日本人は柔軟ですから、歴史の中で様々な文化を学び・受け入れてきました。しかし日本人のライフスタイルに合わない文化はどこかで淘汰され、残っていません。

そこで、今残っている生活文化を後世に引き継ぐために私たちができることは

「身近な生活の中の文化を大切にすること」
「古きものに触れる機会を持ってみること」

ではないでしょうか。

アンテナを張ってみると、あなたの生活の中にもその機会はたくさん転がっています。 敷居は決して高くありません。楽しみながら見つけてみることを、おすすめします。

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